食洗機の分岐水栓からお湯が出ない?原因は「左右」の取り付け、実はこの部分がポイント!!

ナニワ製分岐水栓「給湯設定」の完全ガイド:お湯が出ないトラブルを解決!

「食洗機を設置したのに、いつまで経っても水しか出てこない…」
「分岐水栓の設定って、お湯と水どっちが正解?」

せっかく高い分岐水栓を買ってDIYで取り付けたのに、汚れ落ちが悪いとガッカリしますよね。実は、食洗機の分岐水栓からお湯が出ない原因の多くは、「取り付け時の左右設定ミス」にあります。

特にナニワ製作所のNSPやNSJシリーズを使っている方は要注意!この記事では、お湯が出ない最大の原因と、確実に給湯(お湯)設定にする手順を、実録の失敗例を交えて分かりやすく解説します。

水道業者を呼ぶと技術料だけで1.5万〜2万円ほどかかりますが、この記事のステップ通りに進めれば、自分一人で解決可能です。


食洗機の分岐水栓からお湯が出ない?3つのチェックポイント

食洗機にお湯が来ないとき、疑うべきポイントは大きく分けて3つあります。

  1. 分岐水栓の取り付け時のミス
  2. 給湯器が「着火」していないor温度が低い
  3. 水栓内部の「逆止弁」の不具合

この中でも、自分で取り付けた場合に最も陥りやすいのが「1. 取り付けミス」です。

でも、意外と2もあって温度設定が32度のままなため、ぬるま湯しか供給されていないこともあります。

それと、3は難しい話なので興味ある方だけ読んでください。

開いて読む

【マニアックだけど重要】逆止弁の不具合とは?

分岐コックの位置も正しい、給湯器も正常。それでもお湯が出ない場合、水栓内部の「逆止弁(ぎゃくしべん)」のトラブルが考えられます。

  • 逆止弁の役割: 水とお湯が混ざらないように、逆流を防ぐ「一方通行の扉」のような部品です。
  • 不具合が起きると: 扉が閉まりきらなくなり、水圧の強い「水」が「お湯」を押し戻してしまいます。その結果、給湯器が反応しなかったり、ぬるい水しか出なくなったりします。

古い水栓を使い続けている場合に多い症状です。もし10年以上お使いの水栓であれば、逆止弁の交換や、水栓自体の買い替えを検討するタイミングかもしれません。


【重要】原因はこれ!分岐水栓で「右側(水)」だけ通る選択をしている

ナニワ製作所の分岐水栓(NSP-SMVD8など)は、組み立て時に「水」か「お湯」かを選べる仕組みになっています。

ここで知っておきたい住設のルールがこちら。

  • 一般的な混合水栓: 正面から見て左が「お湯」右が「水」

実験:「水」しか出ていない確認ができる

シンクの下を開くと水とお湯の管があって、どちらもコックやバルブで締められる(止められる)ようになっていませんか?(当社はコックが壁や天井)

水の元栓 お湯の元栓

この水側は締めて、お湯側だけを開いておいて食洗器に給水(給湯)されたらOKなのですが、されませんでした。

そこで、ネットを調べると分岐水栓のコックの位置が右だと水、左だとお湯という話がありました。生成AIに相談しても、そういわれました。

分岐水栓が右側についている状態

こっち側だとダメだという訳です。

そこで、この向きを逆にして、左側にコックが来るようにしてみました。

しかし、結果は変わらず、お湯は供給されません。

給湯でなく給水ではダメなのか?

「そもそも、食洗機って水じゃダメなの?」と思う方もいるかもしれません。

実際、パナソニックなどの多くの家庭用食洗機は、内部に強力なヒーターを持っているため、水(給水接続)で使い始めても、機械が勝手にお湯に温めて洗ってくれます。そのため、水しか出なくても気づかずに使い続けているケースも少なくありません。

私も自宅では給水で使用しており、なんとなく給湯でガス代つかうより、給水でヒーターで温度上げる方が安いのでは?なんて思ったりしています。

しかし、以下の場合は「お湯(給湯接続)」が必須です。

  • 時短・節電を狙いたい場合:水から温める時間をショートカットできるため、1回の洗浄時間が劇的に短くなります。
  • ホシザキJW-100Aなどの準業務用・業務用機:内部ヒーターが弱いため、最初から60℃以上の熱湯を入れないと汚れが全く落ちません。

もしあなたが「しっかり汚れを落としたい」「爆速で洗い物を終わらせたい」と考えているなら、今の『水しか出ない状態』は早急に解決すべき問題です。

「ホシザキJW-100Aを使用の場合」と「まとめ」を読む

ホシザキJW-100Aなど、高温が必要な機種での注意点

もしあなたがホシザキのJW-100Aのような、高い洗浄力を誇る機種(準業務用)をお使いなら、さらに以下の点に注意してください。

  • 給湯温度は60℃以上: これらの機種は本体で水を温める機能が弱いため、最初から熱湯を送り込む必要があります。給湯器のリモコン設定を確認しましょう。
  • 接続アダプターの確認: 分岐コックの先には、専用の接続パーツ(Au・ADセットなど)が必要になる場合があります。

まとめ:食洗機はお湯で洗ってこそ真価を発揮する!

食洗機にとって「お湯」は、頑固な油汚れを落とすための命です。せっかくの高性能な食洗機も、水で洗っていては宝の持ち腐れになってしまいます。

今回のチェックポイントまとめ
1. 分岐コックを左にするだけではお湯にならない分岐水栓もある
2. 本体の右側の穴はしっかり封印する
3. 給湯器の設定温度(60℃以上推奨)を確認する

この3点を押さえれば、驚くほど汚れ落ちが変わりますよ!「せっかく付けたのに水しか出ない」と悩んでいる方は、今すぐ分岐コックの位置をチェックしてみてください。

【実録】お湯を出すための手順

ここからは、ナニワの分岐水栓NSP-SMVD8を使って、実際にお湯が出るようにした手順を解説しています。他の分岐水栓の場合は、コックを左右逆にするだけでお湯が出たりするのかもしれませんが、NSP-SMVD8はこうしなければお湯は出ません。

分岐水栓NSP-SMVD8

 

まずは分岐水栓NSP-SMVD8を取り外し、中の銅色の本体と呼ばれる部分を外します。

ステップ1:分岐水栓の本体(ベース)の穴の役割を知る

NSP-SMVD8の本体

NSP-SMVD8の本体

この真鍮(金色)の分岐水栓の本体(ベース)には、左右に穴が開いています。内部の構造上、左側の穴がお湯の通り道に直結しています。

よくみると、左側の穴に何か詰まっています。

これは正式には『分岐孔封止ボルト』と言いますが、要は穴を塞ぐための『栓』です。

つまり初期設定で、分岐水栓NSP-SMVD8は水が出るようになっているということです。

ステップ2:分岐孔封止ボルトを右側へ付け替える

NSP-SMVD8の本体の右側に栓をつけているところ

NSP-SMVD8の本体の右側に栓をつけたところ

栓を外して右側につけている写真と、栓をした写真です。

これで、分岐水栓からお湯が出る「給湯分岐」の設定が完了です!

ステップ3:あとは分岐水栓をつけるだけ実はコックの向きは右でもお湯はでる

コックの穴と一致させてい取り付けているところ

そして、左側(お湯側)が通るようになったので、これに合わせてコックを左側につけて設置・・・しようとしたのですが、

「あれ?でもコックは右でも左でも、食洗器に給水されたぞ!?」

と思いました。

そこで、コックは右の状態のまま、とりつけてみます。

あえて、栓をしている側にコックをつけているところ

あえて、栓をしている側にコックをつけているところ

当初と同じように右側にコックがきています。

分岐水栓が右側についている状態

これで、水側のコック(元栓)を閉めて、お湯側のコック(元栓)を開けた状態で、食洗器を動かすと・・・

給湯されました!

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